東京喰種1話(リメイク版)感想 *ネタバレ無し
9/10に男性向けファッション誌メンズノンノの特別付録として販売された東京喰種 #001悲劇を購入し、これを読んだ。
主人公、金木研。相変わらず絵が上手い。あと、やや目つきが悪い。
内容は第1話のセルフリメイクということで、個人的にかなり楽しみに待ってたのだ。で、肝心の内容だが…。
やはりというか、安い言い方をすれば非常に良かった。作者の石田スイ先生はちょうど5年前にオリジナル版の1話を製作中だったとか。
この作品が初の連載だったということでオリジナル版の1話はそれなりに読みにくい場面や拙い表現も見受けられたが、それでも尚余りある良さがあった。
オリジナル版1巻表紙。構図やポーズがほぼ同じ。
そして今回、オリジナル版の短所を全て補完しきれていると言っても過言ではない出来栄えだった。一部オリジナル版とはセリフが違ったりして、賛否両論ありそうだが個人的にはなんとなく得した気分だった。話の流れなどはほぼ同じでそのままスムーズに2話へと続けられる構成だった。まだ2、3回しか読み直していないので断言はしにくいけど今のところ悪い点は見当たらなかった。特に画力の向上は目覚しいものがあった。元々作画はかなり上手いと思っていたが連載を続けるごとにどんどん絵が上達しているのは明らかだった。
東京喰種の第2部、東京喰種:reのオサレ表紙。第1部の表紙と比べると画力の上がり具合がわかる。なんと主人公は変更に。
第1巻を読んでみても話が進むごとに絵が上手くなっているのではという感覚に陥った。成長の早い作家さんなのだろう。
まとめてしまうと、良リメイクと判断するには十分な出来栄えだったと思う。これから読むファンにも、新しく読もうとしている人にも読みやすい作品だった。人に薦めるには十分だし、読むか読まざるか決めかねている人も是非買って欲しいと言い切れる作品であった。